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ジンおすすめ16選!監修者が飲み比べた国産クラフトジンと定番銘柄

公開2026.03.08更新2026.09.22

ジンおすすめ16選!監修者が飲み比べた国産クラフトジンと定番銘柄
監修者 武本大宙
SUPERVISED BY
武本 大宙おばんざい なんちゃって 店主/元バーテンダー

バーテンダー歴8年。和の惣菜と洋の酒を組み合わせるペアリングを提案。この記事の内容を監修しています。

NOTICE

この記事にはアルコールに関する情報が含まれています。お酒は20歳になってから。飲酒運転は法律で禁止されています。妊娠中・授乳中の飲酒はお控えください。

この記事でわかること
  • 初心者はビーフィーター、コスパならギルビー、上級者には季の美 京都ドライジンがおすすめ
  • ロンドンドライジンはジュニパー主体の伝統派、クラフトジンは個性的なボタニカルが特徴
  • ジンとトニックウォーターの比率は1:3〜1:4がベストで、ライムを添えるのが基本の飲み方
  • ジンは糖質ゼロの蒸留酒で、ジントニック1杯あたり約120kcal
  • ナッツ・オリーブ・チーズなど軽めのおつまみが好相性で、和食には翠がマッチする

「ジンを買ってみたいけど、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない……」

そんな悩みを感じていませんか?

近年のクラフトジンブームで銘柄数は爆発的に増え、日本産のジンも世界で高く評価されるようになりました。

ボタニカル(植物素材)の組み合わせで無限の味わいが生まれるジンは、いま最も注目されているスピリッツの一つです。

この記事では、定番のロンドンドライジンから話題のクラフトジンまで、おすすめ16銘柄を厳選してご紹介します。

2026年9月に監修者が16本を飲み直し、各銘柄のコメントと飲み方の適性表を更新しました。

比較項目定番の1本和のクラフトプレミアム
イメージビーフィーターサントリー 翠SiCX クラフトジン
商品名ビーフィーターサントリー 翠SiCX クラフトジン
おすすめ★★★★★
(ジンの教科書)
★★★★★
(和食との相性◎)
★★★★★
(日本クラフト最高峰)
ジャンルロンドン
ドライジン
和クラフトジン京都
クラフトジン
度数40%40%45%
特徴・ジュニパー主体の正統派
・ジントニックの王道
・約1,100円の高コスパ
・柚子・緑茶・生姜の和素材
・食事に合う爽やかさ
・約1,500円で買える
・身体にやさしいジン
・無添加・砂糖不使用・グルテンフリー
・和の素材を活かしたレシピ
詳細

▶︎ジンの種類と味の違いの解説はこちら

▶︎ジンの飲み方10選はこちら

ジンの選び方 3つのポイント

ジンの選び方 3つのポイント

ジンは世界中に数千もの銘柄があり、味わいのバリエーションも豊かです。

ここでは、初心者でも迷わず選べる3つのポイントをご紹介します。

ジン選び 3つのポイント
  • 種類で選ぶ(ロンドンドライ・クラフト・ジュネヴァ)
  • 度数・飲み方で選ぶ(ジントニック・ストレート・カクテル)
  • 価格帯・産地で選ぶ(800〜5,000円)

種類で選ぶ

ジンは大きく「ロンドンドライジン」「クラフトジン」「ジュネヴァ」の3タイプに分かれます。

ロンドンドライジンはジュニパーベリー主体のクリアな味わいが特徴で、カクテルベースの王道。クラフトジンは個性的なボタニカルで独自の味わいを追求した新世代のジンです。

ジュネヴァはオランダ発祥の伝統的なジンで、穀物の風味が残るまろやかな味わいがあります。

ジンの種類や蒸留方法について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

度数・飲み方で選ぶ

ジンのアルコール度数は37.5%〜47%以上と幅があります。

ジントニックやソーダ割りで飲むなら40%前後のスタンダードなジンが最適。ストレートやマティーニなど香りを楽しむ飲み方なら、45%以上の高度数ジンがおすすめです。

度数が高いほどボタニカルの香りがしっかりと感じられる傾向があります。

ジンの度数について詳しくはこちらをどうぞ。

価格帯・産地で選ぶ

ジンの価格帯は800円のお手頃なものから5,000円以上のプレミアムまで幅広く揃っています。

1,000〜1,500円のゾーンにはビーフィーターやゴードンなど、世界中で愛される定番ブランドが並びます。

最近は日本産のクラフトジンも注目されており、翠(SUI)や六(ROKU)、SiCXのクラフトジンなど和素材を使った個性豊かなジンが人気を集めています。

ジンの歴史や産地の違いについてはこちらの記事も参考にしてください。

2026年最新!ジンのおすすめ16選

ここからは、初心者向け・コスパ重視・上級者向けの3カテゴリに分けて、ジンのおすすめ16銘柄をご紹介します。

その前に、16本を「どの飲み方に向くか」で整理した表を置いておきます。

◎○△は監修者の実飲による目安で、◎はその飲み方で個性が一番出る銘柄、△は別の飲み方の方が向くという意味です。

ジントニック中心なら◎が並ぶ定番を、香りをじっくり楽しみたいならストレート・ロックが◎の銘柄を選ぶと失敗しにくいです。

銘柄ジントニックジンソーダストレート・ロックカクテルベース
ビーフィーター◎○△◎
ボンベイ・サファイア○○○◎
タンカレー◎○△◎
ゴードン◎○△○
ギルビー○◎△○
ヘンドリックス◎○△○
タンカレー No.10○○◎◎
プリマス△○◎○
翠(SUI)△◎△△
ニッカ カフェジン○○◎△
SiCX△○◎△
季の美○○◎○
モンキー47△△◎○
ザ・ボタニスト○◎○○
シップスミス◎○○◎
六 ROKU◎◎○○

初心者向け5選

No.商品名価格帯特徴
1ビーフィーター約1,100円1820年創業、ロンドンで蒸留を続ける正統派ジン。
2ボンベイ・サファイア約1,500円世界5大陸から厳選された10種のボタニカルを使用。
3タンカレー約1,500円4回蒸留で磨き上げたクリアな味わい。
4ゴードン ロンドン
ドライジン
約1,100円250年以上の歴史を持つ世界最古級のジンブランド。
5ギルビー ジン約800円12種のボタニカルを使いながらも約800円で購入できるハイコスパジン。

1. ビーフィーター|ロンドンドライジンの定番

ジンデビューに迷ったら、まずビーフィーターを選んでおけば間違いありません。

1820年の創業以来、ロンドン市内で蒸留を続ける数少ないジンブランドです。

セビリアオレンジやレモンピールによる柑橘系の爽やかな香りと、ジュニパーベリーの心地よいスパイシーさが絶妙にバランスした、まさに「ジンの教科書」のような味わいです。

約1,100円というコスパの良さもあり、ジントニック用に常備しておきたい1本です。

武本 大宙

ジンを初めて買う人に聞かれたら、僕は迷わずビーフィーターと答えています。ジン1にトニック4の薄めで作っても柑橘とジュニパーの輪郭が残るので、比率の失敗が少ないのがいいところです。家では常に1本ストックしています。

2. ボンベイ・サファイア|10種のボタニカル、華やかな香り

青いボトルが目印のボンベイ・サファイアは、世界で最も知名度の高いジンの一つです。

蒸気でボタニカルの香りを抽出する「ヴェイパー・インフュージョン製法」により、繊細で華やかな香りが実現されています。

度数47%と高めながら、10種のボタニカルが生み出す複雑な香りのおかげでアルコールの刺激を感じにくい、スムースな飲み口が特徴です。

ジントニックはもちろん、マティーニやギムレットなどクラシックカクテルにも最適です。

武本 大宙

ボンベイは47度と高めなのに、ストレートで口に含んでも角が立たないのが不思議です。僕はジントニックよりマティーニ寄りで、ベルモットを少しだけ入れて香りを楽しむことが多いです。青いボトルは友人の家飲みに持っていくと必ず話題になります。

3. タンカレー|バーテンダー人気No.1

バーテンダーに「カクテルに使うなら何がいい?」と聞くと、多くの方がタンカレーを挙げます。

4回蒸留で不純物を徹底的に除去した、非常にクリアでドライな味わいが特徴です。

ジュニパーベリーのキリッとした香りが際立ち、トニックウォーターと合わせると抜群のキレとバランスを発揮します。

度数47.3%と高めなので、カクテルにしてもジンの存在感がしっかり残ります。

武本 大宙

タンカレーは、居酒屋で「ジントニック」と頼んで出てくるとうれしい銘柄です。ジン1にトニック3のやや濃いめで作ると、キレの良さが一番わかります。カクテルに使うと骨格が崩れないので、家でネグローニを作るときもこれです。

4. ゴードン ロンドンドライジン|1769年創業の伝統

1769年創業、世界で最も長い歴史を持つジンブランドの一つがゴードンです。

秘伝のレシピは創業時から門外不出とされ、250年以上変わらない伝統の味を守り続けています。

ジュニパーベリーの力強い香りが前面に出た、いかにも「ジンらしい」骨太な味わいが魅力です。

度数37.5%と低めなので、ジンの味に慣れていない方でも比較的飲みやすいです。

武本 大宙

ゴードンは飲み口が柔らかいぶん、僕はライムをしっかり搾るジントニックにしています。ジュニパーの香りが前に出るので、ジンらしさを確かめたい人には最初の一本としても勧めやすいです。氷を多めにして薄まりを楽しむのも向いています。

5. ギルビー ジン|最安級、ジントニック入門

「まずは安いジンでジントニックを試してみたい」という方にぴったりなのがギルビーです。

700mlで約800円という圧倒的なコスパを誇りながら、12種類のボタニカルを使用した本格的な味わいがあります。

クセが少なくさっぱりとした味わいなので、トニックウォーターやソーダとの相性が良く、自宅で気軽にジンカクテルを楽しめます。

度数37.5%と低めで、アルコールが強すぎないのも初心者にはうれしいポイントです。

武本 大宙

ギルビーは値段で侮られがちですが、炭酸で割るとクセがなく毎日飲める味です。僕は夏の間、ジンソーダにレモンを搾って晩酌の一杯目にしていました。ジンの練習台として一本あると重宝します。

コスパ重視5選

No.商品名価格帯特徴
1ヘンドリックス ジン約3,500円きゅうりとバラの花びらをボタニカルに使用したスコットランド産ジン。
2タンカレー No.10約3,000円フレッシュシトラスフルーツを蒸留に使用したプレミアムライン。
3プリマス ジン約2,500円デヴォン州プリマスでしか製造できない地理的表示保護のジン。
4サントリー 翠(SUI)約1,500円柚子・緑茶・生姜の3つの和素材をボタニカルに使用した、食事に合うジャパニーズジン。
5ニッカ カフェジン約3,500円ニッカウヰスキーが伝統のカフェスチル(連続式蒸留器)で造るジャパニーズジン。

6. ヘンドリックス ジン|きゅうりとバラのボタニカル

「ジンってもっと面白い味があるんだ」と気づかせてくれる、クラフトジンの先駆者的存在です。

きゅうりとバラの花びらという意外な組み合わせが、唯一無二の優雅な香りを生み出しています。

フローラルで上品な香りの中に、きゅうりのみずみずしさがアクセントを加える、なんとも不思議で魅力的な味わいです。

トニックウォーターで割って薄切りのきゅうりを添えると、見た目にも美しいジントニックが完成します。

武本 大宙

ヘンドリックスを初めて飲んだとき、きゅうりを添えたジントニックで「ジンってこんなに変わるのか」と驚いた記憶があります。ジン1にトニック3、きゅうりの薄切りを2枚が僕の定番です。ローズの香りがあるので、ストレートより割って香りを開かせる方が向いています。

7. タンカレー No.10|プレミアムライン

通常のタンカレーが気に入ったなら、次はNo.10にステップアップしてみてください。

ドライフルーツではなくフレッシュなグレープフルーツ、オレンジ、ライムを蒸留に使用しているのが最大の特徴です。

搾りたての柑橘を思わせるフレッシュでジューシーな香りと、タンカレーらしいドライなキレのバランスが見事です。

約3,000円でこのクオリティは、プレミアムジンの中でもトップクラスのコスパです。

武本 大宙

No.10は、通常のタンカレーが気に入った人に次の一本として勧めています。僕はロックで一口目を飲んでから、少しトニックを足して香りの変化を追う飲み方が好きです。グレープフルーツの皮を添えると柑橘の層がさらに増します。

8. プリマス ジン|イングランド唯一の産地名ジン

プリマスは、イングランドで唯一の地理的表示保護(GI)を持つジンです。

1793年から続く修道院の蒸留所で作られており、ロンドンドライジンより若干甘みがあるのが特徴です。

アーシー(土のような)な風味とスパイスの温かみが感じられ、なめらかでやわらかな口当たりが「ロンドンドライとは違うジンの世界」を教えてくれます。

ジントニックだけでなく、ピンクジンなどクラシックカクテルのベースとしても愛されています。

created by Rinker
PLYMOUTH GIN (プリマス・ジン)
武本 大宙

プリマスは飲み口が丸いので、ジントニックにすると少しぼやける印象があり、僕はロックかピンクジンで飲むことが多いです。ロンドンドライとは違う土っぽさがあって、飲み比べると系統の違いがはっきりわかる一本です。

9. サントリー 翠(SUI)|柚子・緑茶・生姜の和素材

日本の食卓にジンを定着させた立役者が、サントリーの翠(SUI)です。

柚子・緑茶・生姜という3つの和素材をボタニカルに使用しており、和食との相性が抜群です。

ソーダで割った「翠ジンソーダ」は柚子のさわやかな香りと生姜のピリッとしたアクセントが楽しめ、お刺身や天ぷらなど和食との相性が見事です。

約1,500円という価格も手頃で、日常の食卓に取り入れやすいジンです。

武本 大宙

翠は40度と低めで、ソーダで割ると食事の邪魔をしません。僕は刺身や天ぷらのときにジン1にソーダ4、大葉を1枚落として飲んでいます。ジントニックにすると柚子と生姜がやや弱く感じるので、ソーダ割り専用にしています。

10. ニッカ カフェジン|カフェスチルの柑橘香

ウイスキーの名門ニッカが手がけるジャパニーズジンが、ニッカ カフェジンです。

ウイスキー蒸留で使用する伝統的なカフェスチルでジンを蒸留するという、世界でも珍しい製法を採用しています。

カフェスチル由来のまろやかな原酒に、山椒のピリッとした刺激と柚子の爽やかな香りが加わった、独特の奥深い味わいです。

海外の品評会でも高い評価を受けており、日本のジンを代表する1本として知られています。

武本 大宙

カフェジンは、ウイスキー好きの友人に出すと反応が一番いい銘柄です。まろやかな原酒に山椒のピリッとした余韻があり、僕はロックでゆっくり飲む方が向いていると感じました。ソーダ割りにするなら比率は濃いめの1対2くらいがちょうどいいです。

上級者・ギフト向け6選

No.商品名価格帯特徴
1SiCX クラフトジン4,000〜5,000円「美味しくて、身体にやさしいジン」をコンセプトに京都・東山で少量生産。
2季の美 京都ドライジン約4,500円日本初のジン専門蒸留所「京都蒸溜所」が手がけるクラフトジン。
3モンキー47約5,000円ドイツ・シュヴァルツヴァルトの森から集めた47種のボタニカルを使用。
4ザ・ボタニスト約4,000円スコットランド・アイラ島で手摘みされた22種のワイルドボタニカルを使用。
5シップスミス ロンドン
ドライジン
約3,500円約200年ぶりにロンドン市内に銅製ポットスチルを復活させたクラフト蒸留所。
6六 ROKU ジン約3,000円桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子の「6つの和ボタニカル」を使用。

11. SiCX クラフトジン|無添加・砂糖不使用・グルテンフリー

「美味しくて、身体にやさしいジン」をコンセプトに、京都・東山の蒸留所にて少量生産で造られるクラフトジン「SiCX」。

無添加・砂糖不使用・グルテンフリーを基本とした、身体を気遣う方にも嬉しいジンです。

スパイスや柑橘、和の素材を巧みに活かしたレシピでブレンドされており、奥深い香りと味わいが広がります。

バーでの特別な一杯としてはもちろん、日々の食中酒としても料理の美味しさを引き立ててくれます。

公式サイトでは定番の他にさまざまなテイストのクラフトジンが販売されているので、そちらも合わせて確認してみてください。

▶︎SiCXの公式サイトを見る

武本 大宙

SiCXは香りが繊細なので、僕はまずストレートかロックで一口飲んでから割り方を決めています。ソーダで割るとスパイスの余韻がすっと消えて食中酒に向く一方、トニックの甘さは少し邪魔に感じました。日々の晩酌より、週末にじっくり飲みたい一本です。

12. 季の美 京都ドライジン|日本初のクラフトジン

日本のクラフトジンブームの原点ともいえるのが、季の美(きのび)です。

京都・伏見の名水と、玉露、山椒、檜、赤紫蘇など11種の和ボタニカルを使用しています。

ジュニパーベリーの香りをベースに、玉露の旨みと山椒のスパイシーさが層をなす、まるで京料理のような繊細で奥深い味わいです。

世界の品評会で数々の賞を受賞しており、海外のバーでも高く評価されています。

武本 大宙

季の美は、僕がジンの中で一番「和食に合う」と感じている一本です。玉露の旨みがあるので、ロックにして煮物や焼き魚と合わせるのが好きです。ジントニックにするなら比率は1対3で、ライムではなく柚子皮を添えると香りがそろいます。

13. モンキー47|47種のボタニカル

クラフトジンの頂点に君臨するモンキー47は、その名の通り47種ものボタニカルを使用した驚異的なジンです。

ドイツ南部シュヴァルツヴァルト(黒い森)の豊かな自然から集めたハーブ、花、果実が複雑な香りを生み出します。

クランベリー、リンゴンベリーなどベリー系の果実感とフローラルな華やかさ、そしてスパイスの温かみが何層にも重なる、飲むたびに新しい発見がある味わいです。

500mlで約5,000円と高価ですが、ジン好きなら一度は味わうべき至高の1本です。

武本 大宙

モンキー47は、最初の一口をストレートで飲んでほしい銘柄です。ベリーとハーブの香りが何層にも重なるので、僕は氷1個のロックで時間をかけて飲みます。ジントニックにすると香りが散ってもったいないと感じました。500mlで高価なので、特別な日の一本にしています。

14. ザ・ボタニスト|アイラ島の22種ワイルドボタニカル

ウイスキーの聖地アイラ島から生まれたクラフトジンがザ・ボタニストです。

アイラ島の丘や海岸で手摘みされた22種のワイルドボタニカルに、9種の定番ボタニカルを加えた合計31種類の素材を使用しています。

ミント、タイム、カモミールなどハーブティーのような爽やかで優しい香りが広がり、アイラ島の風を感じるような心地よい飲み口です。

ウイスキーファンがジンに興味を持ったときの最初の1本としてもおすすめです。

武本 大宙

ボタニストはハーブティーのような香りがあり、僕はジンソーダにミントを添える飲み方をよくします。アイラのウイスキー好きに出すと「あの島の空気がする」と言われることが多いです。ストレートでも刺激が少なく、食後にゆっくり飲めます。

15. シップスミス ロンドンドライジン|少量生産クラフト

シップスミスは、2009年にロンドン市内で約200年ぶりに銅製ポットスチルを使った蒸留を復活させた蒸留所です。

10種のボタニカルを小型の銅製ポットスチルで丁寧に少量蒸留しており、大量生産のジンとは一線を画す上品な味わいがあります。

ジュニパーベリーのフレッシュな香りを軸に、レモンピールの爽やかさとシナモンの温かみが絶妙なバランスで調和した、洗練された味わいです。

ロンドンクラフトジンの先駆者として、世界中のジンファンから尊敬を集めています。

武本 大宙

シップスミスは、ジントニックの出来栄えを底上げしてくれる一本です。ジン1にトニック3、レモンピールを軽く絞って落とすと、シナモンの温かみとレモンの爽やかさがきれいに立ちます。僕はカクテルより、シンプルなジントニックで飲むことが多いです。

16. 六 ROKU ジン|サントリーの和クラフト

サントリーが世界に向けて送り出すプレミアムジャパニーズジンが、六(ROKU)です。

桜花、桜葉、煎茶、玉露、山椒、柚子という日本の四季を象徴する6つのボタニカルを、それぞれに最適な蒸留方法で個別に蒸留しています。

桜の華やかな香りと煎茶のほろ苦さ、山椒のスパイシーさが折り重なる多層的な味わいは、日本のものづくりの繊細さを感じさせます。

六角形のボトルデザインは6つのボタニカルを象徴しており、ギフトとしても見栄えがします。

武本 大宙

六は、桜の香りが立つのでソーダ割りに生姜のスライスを一枚入れるのが僕の定番です。47度と高めですがトニックで割っても香りが負けないので、ジン1にトニック3でも十分に個性が残ります。海外の友人へのお土産にも何度か使いました。

ジンをもっと楽しむ

ジンをもっと楽しむ

ジンはカクテルのベースとしてだけでなく、食事との組み合わせや健康面でも注目されています。

ここでは、ジンをもっと深く楽しむための情報をご紹介します。

カロリー・糖質

ジンは蒸留酒のため、糖質はほぼゼロです。

カロリーはショット1杯(30ml)あたり約67kcalで、ビール350ml(約140kcal)の半分以下です。

ジンソーダなら糖質ゼロのまま楽しめるので、糖質制限中の方にもおすすめです。

ただしジントニックの場合、トニックウォーターに糖質が含まれる点には注意しましょう。

合うおつまみ

ジンに合うおつまみは、ボタニカルの香りと相性の良いものがおすすめです。

スモークサーモンやオリーブ、生ハムなど塩気のあるものがジンの爽やかさを引き立てます。

和ジン(翠や六)には枝豆や焼き鳥塩味など和のおつまみが好相性です。

ジンに合うおつまみについて詳しくはこちらの記事をどうぞ。

健康効果

ジンの主原料であるジュニパーベリーには、利尿作用や消化促進効果があるとされています。

もともとジンは薬用酒として開発された歴史があり、ボタニカルに含まれる抗酸化物質にも注目が集まっています。

もちろん飲みすぎは逆効果ですが、適量を楽しむ分にはボタニカルの恩恵を受けられるお酒です。

ジンの健康効果について詳しくはこちらをご覧ください。

六と翠の違いは香りの方向と度数

同じサントリーのジンでも、六(ROKU)と翠(SUI)は狙いがはっきり分かれています。

六は桜花・桜葉・煎茶・玉露・山椒・柚子の6種の和素材を個別に蒸留した47度のプレミアム系で、香りの層が厚く、ジントニックにしても個性が残ります。

翠は柚子・緑茶・生姜の3種に絞った40度で、食事に合わせるソーダ割りを前提にした軽い設計です。

贈り物や香りを楽しむ一本なら六、毎日の食卓でソーダ割りにするなら翠、と使い分けると迷いません。

僕の場合、平日は翠のソーダ割り、週末や来客時は六のジントニックという分け方に落ち着いています。

季の美の特徴は玉露と京都の水

季の美は京都蒸溜所が造る日本初のジン専門蒸溜所の銘柄で、伏見の名水と玉露・山椒・檜・赤紫蘇など11種の和ボタニカルを使っています。

玉露由来の旨みと山椒のスパイシーさが重なる味わいで、六よりも落ち着いた、料理に寄り添う方向の香りです。

ロックで和食と合わせるのが一番良さが出ると感じていて、ジントニックにするならライムより柚子皮が合います。

価格は定番ジンの3倍ほどしますが、国産クラフトジンを一本だけ選ぶなら候補の筆頭です。

初心者におすすめのジンは定番と国産を1本ずつ

「初心者向けのジンはどれ」と聞かれたときの答えは、定番のビーフィーターと国産の翠を1本ずつ、です。

ビーフィーターでジントニックの基準を覚え、翠のソーダ割りで食事と合わせる楽しさを知ると、その先の銘柄選びが自分の好みで判断できるようになります。

2本とも700ml以下の小さめサイズがあり、口に合わなくても持て余しにくいのも初心者向きの理由です。

ジンの系統や飲み方の詳細は、それぞれ別の記事で整理しています。

よくある質問

ジンを購入する際によく寄せられる疑問をまとめました。

種類の違いや飲み方、保存方法など、ジンをもっと楽しむためのヒントをQ&A形式でお答えします。

ジントニックの美味しい作り方を教えてください。

グラスに氷をたっぷり入れ、ジン30〜45mlを注ぎ、トニックウォーター120〜150mlで満たします。

軽くひと混ぜし、ライムのくし切りを添えれば完成です。

ジンとトニックウォーターの比率は1:3〜1:4がバランス良く仕上がります。

ロンドンドライジンとクラフトジンの違いは何ですか?

ロンドンドライジンはジュニパーベリーが主体の伝統的な製法で作られたジンです。

クラフトジンは明確な定義はありませんが、一般的に小規模蒸留所で個性的なボタニカルを使って製造されたジンを指します。

クラフトジンではきゅうり、バラ、柚子など多種多様なボタニカルが使われ、味わいのバリエーションが豊かです。

ジンは冷凍庫で保存してもいいですか?

ジンは度数が高いため、家庭用冷凍庫(約-18℃)では凍りません。

冷凍庫で冷やすととろみが出てまろやかな口当たりになるため、ストレートで楽しみたい方にはおすすめの保存方法です。

ただし、ボタニカルの香りは常温のほうが感じやすいので、香りを楽しみたい場合は冷蔵庫程度の温度がベストです。

日本産ジンのおすすめはどれですか?

入門としてはサントリーの翠(約1,500円)がコスパ抜群です。

もう少し本格的に楽しみたい方には六 ROKU(約3,000円)やニッカ カフェジン(約3,500円)がおすすめです。

特別な1本として選ぶなら、世界的に評価の高い季の美(約4,500円)をぜひ試してみてください。

ジンとウォッカの違いは何ですか?

どちらも穀物などから作られる蒸留酒ですが、ジンはジュニパーベリーをはじめとするボタニカルで香りづけされているのが大きな違いです。

ウォッカは無味無臭に近いクリアな味わいが特徴で、カクテルの素材を活かすベースとして使われます。

ジンはボタニカルの香りを楽しむお酒、ウォッカはクリアさを楽しむお酒と覚えておくとわかりやすいです。

日本で美味しいジンはどれですか?

国産では六(ROKU)・翠(SUI)・季の美の3本が、味と入手しやすさの両面で選びやすいです。

香りを楽しむなら六か季の美、食事に合わせるなら翠が向いています。

ニッカ カフェジンのようにウイスキーの技術を活かした銘柄もあり、ウイスキー好きの方にはそちらも勧めています。

ジンの人気ランキングはどう見ればいいですか?

通販サイトのランキングは価格と知名度で上位が決まりやすく、ビーフィーターやボンベイ・サファイアなどの定番が常に上位です。

ランキングは「外しにくい定番」を知るには便利ですが、自分に合うかは飲み方と香りの系統で決まるので、本記事の適性表と合わせて見てください。

初めてなら定番から1本、慣れてきたらクラフトや国産から1本、という順で選ぶのが失敗のない進み方です。

まとめ

ジン選びで大切なのは、種類(ロンドンドライ・クラフト)を理解すること、飲み方に合った度数の銘柄を選ぶこと、そして定番から始めて徐々にクラフトジンの世界を広げることの3つです。

ジンおすすめ まとめ
  • 初心者はビーフィーターやギルビーなど1,000円前後のロンドンドライジンから始めるのが安心
  • 和食に合わせるなら翠(SUI)、本格クラフトならニッカ カフェジンや六 ROKUがおすすめ
  • ギフトや特別な日には季の美やモンキー47など世界が認めるプレミアムクラフトジンを

今回ご紹介した16銘柄は、定番からクラフトジンまで幅広いラインナップを揃えました。

ジントニック1杯から始めて、ボタニカルの香りの違いを楽しみながら、お気に入りの1本を見つけてみてください。

奥深いジンの世界が、あなたのお酒ライフをさらに豊かにしてくれるはずです。