- 市販の梅酒(チョーヤ・サントリー等)のアルコール度数一覧
- 自家製梅酒の度数(ベースのお酒別に比較)
- 梅酒のアルコール度数が決まる仕組み
- ビール・ワイン・日本酒など他のお酒との度数比較
- 梅酒の度数に合わせた上手な飲み方のコツ
「梅酒のアルコール度数って何%くらいなの?」
「チョーヤの梅酒とサントリーの梅酒、度数は違うの?」
甘くて飲みやすい梅酒ですが、実はアルコール度数は8〜15%とワインと同程度のものが多く、油断すると飲み過ぎてしまいがちです。
さらに自家製梅酒は20〜25%とビールの4〜5倍の度数になるため、適切な量を把握しておくことが大切です。
本記事では市販梅酒の銘柄別アルコール度数一覧から、自家製梅酒の度数、度数が決まる仕組み、他のお酒との比較、そして度数に合わせた上手な飲み方まで徹底解説します。
梅酒のアルコール度数一覧(タイプ別)
梅酒のアルコール度数はタイプによって大きく異なります。
市販品は8〜15%、自家製は20〜25%と倍近い差があるため、飲み方を間違えると思わぬ酔い方をすることも。
市販品・自家製・カクテルの3つに分けて、それぞれの度数を一覧で確認しましょう。
市販の梅酒の度数(チョーヤ・サントリー等の主要銘柄)
コンビニやスーパーで購入できる市販梅酒の度数を、メーカー公式サイトの情報をもとに整理しました。
市販の梅酒のアルコール度数は8〜15%が主流で、銘柄によって大きな差があります。
チョーヤやサントリーなどの大手メーカーが展開する梅酒は、そのまま飲むタイプとロック・ソーダ割り向けで度数が異なります。
特にThe CHOYAシリーズのように熟成タイプは15%と高めに設定されているため、飲むペースに注意が必要です。
| メーカー | 銘柄 | 度数 | タイプ |
|---|---|---|---|
| チョーヤ | The CHOYA 熟成一年 | 15% | 本格梅酒 |
| チョーヤ | The CHOYA 熟成三年 | 15% | 本格梅酒 |
| チョーヤ | さらりとした梅酒 | 10% | ストレート |
| チョーヤ | ウメッシュ 本格梅酒ソーダ | 3% | ソーダ割り缶 |
| チョーヤ | The CHOYA ウメッシュ | 4% | ソーダ割り缶 |
| サントリー | 澄みわたる梅酒 | 10% | ストレート |
| サントリー | 紀州産南高梅酒 | 12% | 本格梅酒 |
| サントリー | 山崎蒸溜所貯蔵 焙煎樽熟成梅酒 | 14% | プレミアム |
| 中田食品 | とろこく梅酒 | 10% | にごり梅酒 |
| メルシャン | まっこい梅酒 | 10% | にごり梅酒 |
出典:チョーヤ梅酒・サントリー・中田食品 各社公式サイトより
ボトルタイプの梅酒は10〜15%が中心帯で、缶入りのソーダ割りタイプは3〜4%と低めです。
購入時にはラベルの度数表示をチェックして、自分の飲みたいシーンに合った度数を選びましょう。
なお、The CHOYA 熟成三年のようなプレミアム梅酒は、長期熟成によりコクが深い反面、度数も高いため少量をじっくり楽しむのがおすすめです。
自家製梅酒の度数
自家製梅酒の度数は、ベースに使うお酒によって大きく変わります。
一般的なホワイトリカー(35%)で作った自家製梅酒の度数は約20〜25%で、市販品よりもかなり高くなります。
ブランデーやウイスキーをベースにすると25〜30%に達するため、ストレートで飲むには注意が必要です。
以下の表はベースのお酒別に、できあがる梅酒のおおよその度数をまとめたものです。
| ベースのお酒 | ベース度数 | 完成後の目安度数 | 味わいの特徴 |
|---|---|---|---|
| ホワイトリカー | 35% | 約20〜25% | クセがなくクリアな梅の風味 |
| ブランデー | 40〜50% | 約25〜30% | 華やかな香りとコク深い甘み |
| 日本酒(20度以上) | 20〜22% | 約12〜15% | 米の旨味とまろやかな酸味 |
| 焼酎(乙類) | 25〜35% | 約15〜22% | 素材の個性が加わった風味 |
| ウイスキー | 40〜43% | 約25〜28% | スモーキーな香りと深みのある味 |
ベースの度数が高いほど、完成する梅酒の度数も高くなります。
ブランデーやウイスキーベースの梅酒は25%を超えることもあり、ロックやソーダ割りで飲むのが一般的です。
一方、日本酒ベースの梅酒はアルコール度数が比較的低めに仕上がるため、まろやかで飲みやすい梅酒が好みの方に適しています。
なお、酒税法では「アルコール度数20度以上の酒類」を使うことが自家製梅酒の条件と定められています。
20度未満のお酒で梅を漬けることは法律上認められていないため、ベース選びの際は度数をしっかり確認しましょう。
梅酒ソーダ・梅酒カクテルの度数
居酒屋やバーで提供される梅酒カクテルは、割り方によって度数が大きく変わります。
以下は梅酒14%(市販梅酒の平均的な度数)を基準にした場合のおおよその度数です。
割り材の比率で簡単にアルコール濃度をコントロールできるのが梅酒の魅力でもあります。
ソーダ割りや牛乳割りなど飲み方ごとの目安度数を把握して、シーンに合った一杯を選びましょう。
| 飲み方 | 梅酒:割り材 | おおよその度数 |
|---|---|---|
| ストレート | そのまま | 8〜15% |
| ロック | そのまま(氷) | 8〜15% |
| ソーダ割り(1:1) | 1:1 | 約7% |
| ソーダ割り(1:2) | 1:2 | 約4.7% |
| 水割り(1:1) | 1:1 | 約7% |
| お湯割り(1:1) | 1:1 | 約7% |
| 緑茶割り(1:2) | 1:2 | 約4.7% |
| 牛乳割り(1:3) | 1:3 | 約3.5% |
ソーダ割り(1:2)にすると度数は約4.7%で、ビール1杯とほぼ同じ感覚で楽しめます。
ロックの場合は氷が溶けるまで度数がほとんど変わらないため、思った以上にアルコールを摂取しやすい飲み方です。
甘さがあるぶん飲みやすく感じますが、度数はしっかりあることを忘れないようにしましょう。
飲み過ぎを防ぐためには、ソーダ割りや水割りなど割り材でアルコール濃度を下げる工夫が効果的です。
梅酒の度数はどう決まる?
梅酒の度数を左右するのはベースのお酒・漬け込み条件・製造工程の3つの要素です。
仕組みを知れば、自家製梅酒の度数を意図どおりにコントロールすることも可能になります。
ここでは梅酒の度数が決まるメカニズムをわかりやすく解説します。
ベースのお酒(ホワイトリカー35%が基本)
梅酒の度数を最も大きく左右するのが、ベースとなるお酒のアルコール度数です。
自家製梅酒の定番であるホワイトリカーはアルコール度数35%の甲類焼酎で、無味無臭のため梅本来の風味をそのまま引き出せるのが特徴です。
度数35%のホワイトリカーが選ばれる最大の理由は、高いアルコール度数が梅のエキスを効率よく抽出し、同時にカビや腐敗を防ぐ殺菌効果があるためです。
ブランデー(40〜50%)やウイスキー(40〜43%)をベースにすると、さらに度数の高い梅酒ができあがります。
一方で日本酒や焼酎など度数が低めのお酒を使えば、できあがる梅酒の度数もマイルドになります。
ただし繰り返しになりますが、酒税法の定めによりベースのお酒は必ず20度以上のものを使用してください。
漬け込みで度数が変化する仕組み
梅酒を漬けると、浸透圧の働きにより梅の実から水分やクエン酸、糖分などのエキスがお酒の中に溶け出します。
この梅から出る水分がお酒に加わることで、ベースのアルコール度数は漬け込み開始時よりも下がっていきます。
一般的なレシピ(ホワイトリカー1.8L・梅1kg・氷砂糖500g〜1kg)の場合、35%のホワイトリカーが完成時には20〜25%程度まで低下します。
砂糖の量が多いほど梅からの水分抽出が促進されるため、甘い梅酒ほどアルコール度数はやや低くなる傾向があります。
漬け込み期間も度数に影響し、半年から1年と長期間漬けるほど梅エキスの溶出が進み、味わいが深くなります。
ただしアルコール度数自体は漬け込み初期に大きく変動し、その後はほぼ安定するのが一般的です。
市販品は8〜15%に調整される理由
自家製梅酒が20%を超えるのに対し、市販の梅酒が8〜15%に収まっているのには明確な理由があります。
メーカーは製造後に加水(水で割る工程)や調合を行い、飲みやすく設計された度数に調整しています。
この調整により消費者がそのまま飲んだり、軽く割ったりするだけで最適な味わいを楽しめるようになっています。
特に「さらりとした梅酒」(10%)のようなストレートタイプは、グラスに注いでそのまま飲むことを想定した度数設計です。
一方でThe CHOYAシリーズ(15%)のようなプレミアム路線は、ロックや少量のソーダ割りで楽しむ層をターゲットにしており、あえて高めの度数で梅の旨味を凝縮しています。
市販の梅酒は「そのまま飲む用(8〜10%)」と「割って飲む用(12〜15%)」の2タイプに大別できるので、購入時に度数を確認して飲み方を決めましょう。
他のお酒とアルコール度数を比較
梅酒のアルコール度数を他のお酒と比較してみましょう。
「梅酒は甘いから度数が低い」と思われがちですが、実はビールやチューハイよりもかなり高いアルコール度数です。
他のお酒と並べて比較すると、梅酒の度数がいかに「甘さの印象」とかけ離れているかがわかります。
| お酒の種類 | アルコール度数 | 補足 |
|---|---|---|
| ビール | 4〜6% | 国内大手ビールは約5% |
| チューハイ | 3〜9% | ストロング系は9% |
| ワイン | 10〜15% | 赤ワインは12〜15%が多い |
| 梅酒(市販) | 8〜15% | ワインとほぼ同程度 |
| 梅酒(自家製) | 20〜25% | 焼酎に近い度数 |
| 日本酒 | 13〜17% | 純米酒は約15% |
| 焼酎 | 20〜25% | 乙類焼酎の一般的な度数 |
| ウイスキー | 40〜43% | 通常はロックや水割りで |
市販の梅酒(8〜15%)はワインとほぼ同じ度数帯で、ビールの約2〜3倍のアルコール濃度があります。
自家製梅酒に至っては20%を超え、焼酎のロックを飲んでいるのとほぼ変わりません。
梅酒は甘みが強いため口当たりがよく、つい飲み過ぎてしまいがちですが、アルコール度数はしっかり高いことを意識しましょう。
各お酒のカロリーが気になる方は「お酒のカロリー一覧|ビール・ワイン・日本酒・焼酎を徹底比較」もあわせてご覧ください。

梅酒の度数に合わせた上手な飲み方
梅酒の度数を理解したところで、実践的な飲み方のコツを紹介します。
ソーダ割りの比率や食前酒の適量を覚えれば、度数の高い梅酒も安心して楽しめます。
度数が高い梅酒も飲み方次第で適量を守りながら楽しむことができます。
コツ(1) ロック・ソーダ割りで度数を調整
梅酒の度数をコントロールする最も手軽な方法が、割り材を使うことです。
ソーダ割りは梅酒の香りを活かしながらアルコール度数を半分以下に抑えられるため、食事中にも飲みやすくなります。
おすすめの黄金比率は梅酒1:ソーダ2で、14%の梅酒なら約4.7%とビール並みの度数に調整できます。
ロックの場合は最初は度数がそのままですが、時間とともに氷が溶けてゆっくり度数が下がっていくため、味の変化を楽しめる飲み方です。
また、水割りやお湯割りも梅酒と好相性で、冬場のお湯割りは梅の香りがふわっと広がり、リラックスタイムにぴったりです。
ビールの度数について詳しく知りたい方は「ビールのアルコール度数一覧|銘柄別・スタイル別に徹底比較」も参考にしてみてください。
コツ(2) 食前酒として少量を楽しむ
梅酒は食前酒として少量を楽しむのに最適なお酒です。
梅酒に含まれるクエン酸には食欲を促進する効果があるとされ、食事の前に少量飲むことで料理がより美味しく感じられます。
食前酒の目安量は30〜50ml程度で、小さなグラスに注いでゆっくりと味わうのがポイントです。
この量であれば14%の梅酒でも純アルコール量は3〜6g程度に収まり、厚生労働省が示す適正飲酒量(純アルコール20g/日)の範囲内で十分に楽しめます。
食前酒スタイルは度数の高いThe CHOYAシリーズやプレミアム梅酒の本来の味わいを堪能するのにもぴったりです。
氷を一つ浮かべたロックスタイルで、ゆっくり香りを楽しんでみてください。
コツ(3) 自家製は度数が高いので注意
先述のとおり、自家製梅酒は市販品よりも度数がかなり高く仕上がります。
ホワイトリカーベースで20〜25%、ブランデーベースなら25〜30%にもなるため、市販品と同じ感覚で飲むと思わぬ酔い方をすることがあります。
自家製梅酒はストレートで飲まず、必ずソーダ割りや水割りにして度数を10%以下に調整するのがおすすめです。
特に手作り梅酒をおすそ分けしたり、お客様に振る舞う際は「自家製なので度数が高いですよ」と一言添えるのが親切です。
また、長期間漬け込んだ梅酒はアルコールの角が取れてまろやかになるため、飲みやすさの割に度数が高い「隠れ強酒」になりがちです。
美味しいからといって飲み過ぎないよう、1回の飲酒量を事前に決めておくとよいでしょう。
自家製梅酒はベースのお酒が35%以上のため、完成後も20〜25%と市販品の約2倍の度数があります。
甘くて飲みやすいからこそ飲み過ぎに注意が必要です。
ソーダや水で2〜3倍に割って、ビール程度の度数(5%前後)に調整してから楽しみましょう。
武本 大宙梅酒は甘いぶん「お酒を飲んでいる」という感覚が薄れやすいお酒です。度数を把握して、ソーダ割りや水割りで調整しながら楽しむのがポイントですよ。
よくある質問
梅酒のアルコール度数に関して読者の方からよくいただく疑問をQ&A形式でまとめました。
市販品と自家製の違い、甘さと度数の関係など気になるポイントをここで解消しておきましょう。
梅酒の一般的なアルコール度数は何%ですか?
市販の梅酒は8〜15%が一般的です。
チョーヤの「さらりとした梅酒」は10%、「The CHOYA 熟成一年」は15%など、銘柄によって幅があります。
缶入りのソーダ割りタイプ(ウメッシュなど)は3〜4%と低めに設定されています。
自家製梅酒のアルコール度数はどれくらいになりますか?
定番のホワイトリカー(35%)をベースにした場合、完成後の度数は約20〜25%です。
梅の水分がお酒に溶け出すことでベースの度数より下がりますが、それでも市販品の約2倍にあたります。
飲む際はソーダ割りや水割りにして度数を調整するのがおすすめです。
梅酒は甘いからアルコール度数が低いのでは?
いいえ、甘さとアルコール度数は別の要素です。
梅酒の甘さは砂糖(氷砂糖)と梅から溶け出した糖分によるもので、アルコール度数とは関係ありません。
市販の梅酒でも8〜15%とワインと同等の度数があるため、「甘い=弱い」と思い込まず、度数をしっかり確認して飲みましょう。
梅酒のカロリーはどれくらいですか?
日本食品標準成分表(八訂)によると、梅酒100mlあたりのカロリーは約156kcal、糖質は約20.7gです。
これはビール(約40kcal/100ml)の約4倍で、砂糖を使用して作る梅酒はお酒の中でもカロリー・糖質ともに高い部類に入ります。
カロリーが気になる方はソーダ割りにして1杯あたりの量を抑えるのが効果的です。







梅酒は甘くて飲みやすい反面、度数もカロリーも意外と高いお酒です。度数一覧表を参考にして、自分に合った飲み方を見つけてくださいね。
まとめ
市販の梅酒のアルコール度数は8〜15%でワインと同程度、自家製梅酒は20〜25%と焼酎並みの高さがあります。
甘くて口当たりがよいため飲み過ぎに注意が必要ですが、ソーダ割り(梅酒1:ソーダ2)にすれば約4.7%とビール感覚で楽しめます。
梅酒の度数を正しく知り、割り方や飲む量を工夫することで、美味しく適量を守ったお酒ライフを送りましょう。



