ホームカクテルに挑戦したいけれど、リキュールの種類や度数が分からず選べない方も多いでしょう。
この記事では、お酒に強くない方でも失敗しないリキュールの選び方を、アルコール度数に着目して解説します。
自分に合った一本を見つけるための情報をお届けします。
【結論】リキュール種類別アルコール度数早見表
代表的なリキュールを5つのカテゴリに分類し、一般的なアルコール度数を一覧にしました。
商品例も記載しているので、気になるリキュールの強さの目安を掴みましょう。
| カテゴリ | 代表的なリキュール名(商品例) | 一般的なアルコール度数 | 味わいの特徴 |
|---|---|---|---|
| 果実系 | カシス (ルジェ・カシス) ピーチ (ルジェ・ペシェ) ライチ (パライソ・ライチ) オレンジ (コアントロー) 梅酒 (The CHOYA) | 15% 〜 40% | 果実の豊かな甘みと香りが特徴。飲みやすく初心者にも親しみやすい。一部に度数が高いものもある。 |
| ナッツ・種子・豆系 | コーヒー (カルーア) アマレット (ディサローノ) ココナッツ (マリブ) | 20% 〜 28% | コーヒー豆やあんずの核などから作られる。香ばしさやコク、まろやかな甘みが楽しめる。牛乳との相性が良い。 |
| ハーブ・スパイス系 | カンパリ シャルトリューズ ティフィン (紅茶) イエーガーマイスター | 25% 〜 55% | 薬草やスパイス、紅茶葉などを使用。独特の苦味や複雑な香りが魅力。アルコール度数は高めの傾向。 |
| クリーム系 | ベイリーズ モーツァルト (チョコレート) アドヴォカート (卵黄) | 15% 〜 20% | クリームやチョコレート、卵などを含む。濃厚でクリーミーな口当たりで、デザート感覚で楽しめる。開封後は早めの消費が必要。 |
| その他 | ヨーグルト (国盛 ヨーグルトのお酒) 抹茶 (ドーバー和酒 抹茶) | 8% 〜 20% | ヨーグルトや抹茶など、ユニークな原料から作られる。個性的で多様な味わいが楽しめる。 |
このように、同じカテゴリでも度数には幅があります。
クリーム系は比較的度数が低いなど、カテゴリごとの傾向も見えてきます。
まずはこの全体像を把握しましょう。
お酒に弱い人のための失敗しないリキュール選び3つのステップ

次に、自分に合う一本を見つけるための簡単な3ステップを解説します。
この手順で、自信を持ってリキュールを選べるようになります。
ステップ1|自分の「心地よいアルコール度数」を知る
まず、自分のアルコール耐性を把握します。
普段飲むお酒を基準に、心地よい度数の目安を見つけましょう。
例えばビール(約5%)を350ml飲んで丁度良いなら、カクテルも5%前後に調整するのがおすすめです。
もし度数9%のチューハイが強いと感じるなら、9%を超えるカクテルは避けた方が良いでしょう。
厚生労働省は、1日の純アルコール摂取目安を約20gとしています。
普段の飲酒体験から基準を持つことで、具体的な度数調整の判断ができます。
ステップ2|度数と味わいから好みのタイプを絞り込む
次に、度数帯ごとの味わいの傾向から、好みのタイプを絞り込みます。
15%以下のリキュールは、素材の風味が強くアルコールの刺激が少ないのが特徴です。
梅酒やピーチリキュールなどが代表的で、お酒に弱い方や初心者の方に最適です。
16%〜25%の度数帯は種類が最も豊富で、カクテルのベースとして広く使われます。
カシスやカルーアなどが代表的です。
適度なアルコール感と豊かな風味が両立し、割り材とのバランスも取りやすいです。
この度数帯から定番を一本選ぶのがおすすめです。
26%以上のリキュールは、ハーブ系の複雑な風味や、しっかりしたアルコール感が特徴で、少量でも満足感があり、味わいに深みを与えます。
本格的なカクテルに挑戦したい方におすすめです。
度数と味わいの傾向を知ることで、自分に合うリキュールを効率的に絞り込めます。
ステップ3|飲み方でアルコール度数を調整することを前提に選ぶ
最も重要なのは「飲み方で度数は調整できる」と知ることです。
リキュールはそのまま飲むとは限りません。
基本的には割り材と混ぜて楽しむお酒なので、度数の高さを恐れる必要はありません。
簡単な計算式を覚えておくと便利です。
完成したカクテルの度数は「[リキュールの量 × リキュールの度数] ÷ 全体の量」で概算できます。
例えば、度数20%のカシスリキュール30mlをオレンジジュース120mlで割ります。
計算すると、最終的な度数は約4%となり、ビールより低くなります。
割り材を増やすだけで度数は調整可能です。
これを理解すれば、度数が高いリキュールも選択肢になり、好みの味に出会う可能性が広がります。
【度数別】お酒が弱い初心者におすすめのリキュール12選

ここからは、初心者におすすめのリキュールを度数別に12種類紹介します。
それぞれの特徴や飲み方を参考に、お気に入りの一本を見つけてください。
【〜15%】ジュースのように楽しめる低アルコールリキュール4選
アルコールに非常に弱い方でも、デザート感覚で楽しめる度数15%以下のリキュールです。
1. 中埜酒造 国盛 ヨーグルトのお酒
- アルコール度数: 8%
- 味わいの特徴: 飲むヨーグルトのような、とろりとした甘酸っぱい味わい。アルコール感はほぼありません。
- おすすめの簡単な飲み方: ロックやソーダ割りがおすすめです。
- 価格帯: 720mlで1,000円前後
- デザイン性: 牛乳瓶のような可愛らしいボトルです。
2. チョーヤ The CHOYA SINGLE YEAR
- アルコール度数: 15%
- 味わいの特徴: 紀州産南高梅100%の本格梅酒。甘みと酸味のバランスが良く、梅本来の芳醇な香りを楽しめます。
- おすすめの簡単な飲み方: 定番のソーダ割りや、お湯で割るホット梅酒もおすすめです。
- 価格帯: 720mlで1,200円前後
- デザイン性: シンプルで洗練されたボトルデザインです。
3. サントリー ルジェ クレーム ド ペシェ
- アルコール度数: 15%
- 味わいの特徴: 南フランス産ピーチを使った、豊かな香りと優しい甘さが特徴の定番ピーチリキュールです。
- おすすめの簡単な飲み方: オレンジジュースで割る「ファジーネーブル」が簡単で美味しいです。
- 価格帯: 700mlで1,500円前後
- デザイン性: 丸みを帯びた特徴的なボトルがキュートです。
4. 麻原酒造 すてきなゆず酒
- アルコール度数: 7%
- 味わいの特徴: 国産ゆずのフレッシュな酸味と爽やかな香りが凝縮されています。甘さ控えめで食事にも合います。
- おすすめの簡単な飲み方: ロックやソーダ割りが最適です。トニックウォーターで割ると複雑な味わいになります。
- 価格帯: 720mlで1,400円前後
- デザイン性: 和モダンでお洒落なラベルが目を引きます。
【16〜25%】カクテルの定番!まず揃えたい中程度の度数のリキュール4選
カクテルの世界が広がる、汎用性の高い度数16%〜25%のリキュールです。
1. サントリー ルジェ クレーム ド カシス
- アルコール度数: 20%
- 味わいの特徴: 選りすぐりのカシスを使用した、豊かな香りとフルーティーな味わい。カシスリキュールの代名詞です。
- 代表的なカクテルレシピ: オレンジジュースで割る「カシスオレンジ」が定番です。
- 価格帯: 700mlで1,500円前後
- ミニボトルの有無: 200mlのベビーボトルがあり、少量から試せます。
2. キリン 茘枝酒(ライチチュウ)
- アルコール度数: 16%
- 味わいの特徴: ライチ果実をまるごと漬け込んだ、上品な香りと甘み、みずみずしい味わいです。
- 代表的なカクテルレシピ: グレープフルーツジュースと合わせるのがおすすめです。
- 価格帯: 500mlで800円前後
- ミニボトルの有無: なし(500mlが最小サイズ)。
3. カンパリ
- アルコール度数: 25%
- 味わいの特徴: ハーブやスパイスを使った、鮮やかな赤色と独特のほろ苦さが魅力のイタリア産リキュールです。
- 代表的なカクテルレシピ: オレンジジュースやソーダで割ると爽やかです。
- 価格帯: 750mlで1,800円前後
- ミニボトルの有無: 200mlや375mlのサイズがあります。
4. サントリー カルーア コーヒーリキュール
- アルコール度数: 20%
- 味わいの特徴: 良質なアラビカ種コーヒー豆100%使用。深くまろやかなコクと甘い香りが特徴の世界的な定番品です。
- 代表的なカクテルレシピ: 牛乳で割るだけで完成する「カルーアミルク」が有名です。
- 価格帯: 700mlで1,500円前後
- ミニボトルの有無: 200mlのベビーボトルがあります。
【26%〜】少し挑戦したい方向け!本格的な味わいのリキュール4選
個性的で本格的な味わいのリキュールに挑戦してみましょう。
1. レミーコアントロー コアントロー
- アルコール度数: 40%
- 味わいの特徴: 2種類のオレンジピールから作られるホワイトキュラソー。爽やかな香りと、甘くほろ苦い複雑な味わいです。
- 上級者向けの飲み方: 炭酸水で割りライムを絞る「コアントローフィズ」が爽快です。
- 価格帯: 700mlで2,500円前後
- 意外な使い方: お菓子作りの風味付けに使うとプロの味になります。
2. サントリー ティフィン ティーリキュール
- アルコール度数: 24%
- 味わいの特徴: 世界三大紅茶のダージリンを使用。豊かな紅茶の香りと、上品で繊細な甘みが楽しめます。
- 上級者向けの飲み方: 牛乳で割る「ティフィンミルクティー」が絶品です。
- 価格帯: 750mlで2,000円前後
- 意外な使い方: バニラアイスにかけると手軽なデザートになります。
3. サントリー ディサローノ アマレット
- アルコール度数: 28%
- 味わいの特徴: あんずの核を原料とした、杏仁豆腐のような甘く芳しい香りのイタリアンリキュールです。
- 上級者向けの飲み方: ジンジャーエールで割る「アマレットジンジャー」が人気です。
- 価格帯: 700mlで2,000円前後
- 意外な使い方: ティラミスの風味付けや、コーヒーに少量加えても楽しめます。
4. シャルトリューズ ヴェール
- アルコール度数: 55%
- 味わいの特徴: “リキュールの女王”と呼ばれるフランス産ハーブ系リキュール。130種のハーブが織りなす、スパイシーで複雑な味わいです。
- 上級者向けの飲み方: 度数が非常に高いため、トニックウォーターで長めに割るのがおすすめです。
- 価格帯: 700mlで4,000円前後
- 意外な使い方: チョコレートに少量垂らすだけで大人のデザートに変化します。
リキュールの度数を自在に操る!基本の割り方と簡単レシピ
次に、基本的な割り材と簡単なレシピを紹介します。
割り方をマスターすれば、度数の調整は自在です。
基本の割り材6選|リキュールとの相性と特徴
自宅に常備しておくと便利な割り材を6つ紹介します。
- 炭酸水(ソーダ): リキュール本来の味を活かす万能な割り材。爽快な喉ごしを加え、カロリーもありません。
- トニックウォーター: 柑橘の風味とほのかな苦味を持つ炭酸飲料。すっきりとした大人の味わいに仕上がります。
- ジンジャーエール: 生姜の風味と甘みが特徴。リキュールの甘みを引き締め、奥行きのある味わいになります。
- オレンジジュース: 果実系リキュールとの相性は抜群。「カシスオレンジ」など定番カクテルに欠かせません。
- 牛乳: コーヒー系や紅茶系、クリーム系のリキュールと合わせると、まろやかなデザートカクテルが完成します。
- ウーロン茶: お茶の風味がリキュールの甘さを和らげ、食事にも合うすっきりとした味わいになります。
混ぜるだけ!初心者向け2ステップカクテルレシピ3選
特別な道具は不要で、混ぜるだけで完成する簡単な定番カクテルを3つ紹介します。
1. カシスオレンジ
定番でフルーティーなカクテルです。
- 材料: ルジェ・カシス 30ml、オレンジジュース 120ml
- 作り方: ①氷を入れたグラスにカシスを注ぐ。 ②オレンジジュースを注ぎ、軽く混ぜる。
- 完成後のアルコール度数目安: 約4%
2. ファジーネーブル
桃の優しい甘さとオレンジの酸味がマッチした、飲みやすいカクテルです。
- 材料: ルジェ・ペシェ(ピーチ) 45ml、オレンジジュース 適量
- 作り方: ①氷を入れたグラスにピーチリキュールを注ぐ。 ②オレンジジュースで満たし、軽く混ぜる。
- 完成後のアルコール度数目安: 約3〜5%
3. カルーアミルク
甘くてほろ苦い、大人のコーヒー牛乳のようなデザートカクテルです。
- 材料: カルーア 30ml、牛乳 90ml
- 作り方: ①氷を入れたグラスにカルーアを注ぐ。 ②牛乳を注ぎ、軽く混ぜる。
- 完成後のアルコール度数目安: 約5%
知っておきたいリキュールの度数と身体への影響
リキュールを楽しむために、アルコールと身体への影響について解説します。
悪酔いやカロリーに関する疑問にお答えします。
アルコール度数と「酔いやすさ」の本当の関係
「度数が高いと悪酔いする」とは限りません。
悪酔いの原因は、度数ではなく血中アルコール濃度が急上昇することです。
度数が高くても、割ってゆっくり飲めば急上昇は避けられます。
リキュールも同様で、割り方や飲むペースを工夫すれば悪酔いのリスクは大幅に減らせます。
悪酔いを防ぐには、以下の3点を心がけましょう。
- ゆっくり飲む: 肝臓の分解時間に合わせます。
- 食事と一緒に摂る: アルコールの吸収を緩やかにします。
- チェイサー(水)を挟む: 脱水を防ぎ、血中濃度を下げる効果があります。
これらの工夫で、様々なお酒を安全に楽しめます。
度数が高いほどカロリーや糖質も高い?ダイエット中の注意点
お酒のカロリーや糖質は気になります。
アルコール自体に1gあたり約7kcalのカロリーがあります。
これは「エンプティカロリー」と呼ばれ、一緒に食べたものの脂肪が蓄積されやすくなります。
リキュールは製造過程で糖分が加わるため、糖質が多くなりがちです。
そのため、度数が低くても甘いリキュールの方が、カロリーや糖質が高い場合があります。
ヘルシーに楽しむには、ラベルの栄養成分表示を確認しましょう。
割り材を炭酸水や無糖のお茶にする工夫も有効です。
リキュールとスピリッツや梅酒との違いは?
リキュールと他のお酒との違いを解説します。
スピリッツは、ジンやウォッカなどの「蒸留酒」そのものです。
一方リキュールは、スピリッツをベースに果物やハーブ、糖分を加えて造る「混成酒」です。
「スピリッツに風味と甘みを加えたものがリキュール」と覚えると分かりやすいでしょう。
ちなみに日本の「梅酒」も、焼酎などに梅と砂糖を漬け込むため、酒税法上はリキュールに分類されます。
リキュールのアルコール度数に関するよくある質問
最後に、リキュールに関するよくある質問にお答えします。
まとめ|自分に合う度数を知ってリキュールを楽しもう
この記事の重要なポイントは以下の3つです。
第一に、普段飲むお酒を基準に「自分の心地よいアルコール度数」を知ること。
第二に、度数帯ごとの味わいから好みのタイプを絞り込むこと。
そして最も重要なのが、飲み方次第で度数を自由に調整できると理解することです。
この3点を押さえれば、リキュール選びの不安は解消されます。
悪酔いを防ぎ、カロリーを意識した賢い飲み方を身につければ、お酒との付き合いはもっと豊かになります。
まずは気になる一本を手に取り、充実したおうち時間を楽しんでみてください。

